眼のおはなしabout eyes
日頃気になる疾患について説明しています。
日常の診察でリーフレットとして活用しています。
●ドライアイ（乾き目） 
●閃輝暗点
●白内障
●緑内障
●アレルギー性結膜炎
●心因性視力障害
●涙管チューブ挿入術
●眼瞼下垂手術
●抗VEGF薬硝子体注射
●近視進行抑制治療
10）お子様が近視でお悩みの方へ
近視の進行を抑える目薬をご存じですか？
子供の近視とは（近視の進行を抑制する事が大切な理由）
子供の近視は、眼軸長が楕円形伸びてしまう（眼球の長さが伸びる）ことで、ピント位置が網膜からずれて生じるケースが多くあります。近くを見る事が習慣化してしまうと近視になりやすくなり、一度眼軸長が伸びてしまうと戻る事はありません。
そこで、眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するための重要なポイント
となります。
当院では、低濃度アトロピン（マイオピン）を１日１回点眼する事によって、近視の進行を抑制する治療を行っております。
マイオピン治療の対象となる方
６歳以上１２歳以下の方 （近視の進行が著しい時期）
軽度〜中等度（ -１D 〜 -６D ）程度の近視
３ヶ月ごとの定期的な通院が可能な方
就寝前に必ず点眼が可能な方
マイオピンとは？
Myopine（マイオピン）は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的に
アトロピンを０．０１％配合させた点眼薬で、Singapore National Eye Centre
（SNEC：シンガポール国立眼科センター）の研究に基づいて開発されています。
マイオピンが選ばれる理由とは？
マイオピン（アトロピン配合）点眼薬は、近視の進行を遅らせる（目軸長の進展を抑制する）という点で統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている治療法の１つです。
マイオピンの特徴 
・副作用がほぼ皆無の両j項な近視抑制用点眼液を言われています。
・近視の進行を平均６０〜７０％軽減させると言われています。
・日中の光のまぶしさに影響を及ぼさないため、サングラスもほぼ不要です。※
・目の遠近調節機能（手元を見る作業）に殆ど影響を与えません。
・近見視力の低下にあまり影響を与えず、近用のメガネも不要と言われております。※
・毎日必ず就寝前に１滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法になります。
・各容器（１本・５ml）は両眼用に１ヶ月の使い切りとなっております。
・本製品はGMP(医薬品製造管理および品質管理基準）準拠の工場で製造されています。
※ 近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、少なくとも２年間継続して使用することで何もしない方と比べ近視の進行を軽減できたという報告を基にしています。
処方の流れ
１）お子様の視力や目の状態などを検査・診察します。
２）診察後、ご希望があればマイオピン（目薬）を処方します。
３）処方後は、毎月１度は目薬の処方を行いますので、受取にご来院ください。
４）処方後は１ヶ月〜３ヶ月毎に検査、診察のため受診いただくことをお勧めいたします。
治療費用（検査・診察・薬剤費用）
| 初回治療費用 | マイオピン１本 ＋ 検査・診察 | 4,500 円 |
| １ヶ月後の治療費用 | マイオピン２本 ＋ 検査・診察 | 7,500 円 |
| ３ヶ月ごとの治療費用 | マイオピン３本 ＋ 検査・診察 | 10,500 円 |
※ 本治療は自費診療（保険適応外）です。
Dr.史子のコメント:
高須ヒカリ眼科
高須コンタクトレンズ高須ヒカリ眼科
〒781-8122
高知市高須新町1丁目14-10
TEL:088-882-5700
FAX:088-882-2422