春先に多い花粉症。
これも、アレルギー性結膜炎です。アレルギー性結膜炎について詳しく説明しましょう。
人は、外部の異物(アレルゲン)が侵入すると、体内に抗体を作り異物を排除しようとする免疫という機能をもっています。 抗体の一種のIgEは、普通では無害の花粉、ハウスダスト(アレルゲン)などに対して過敏に反応します。
アレルゲンとIgEが反応するとヒスタミンなどの化学伝達物質が産生されアレルギー症状をおこします。ヒスタミンは、結膜の神経を刺激し、<かゆみ>をおこしたり、血管の壁に作用し血管中の水分などを血管外に浸出させ<浮腫>をひきおこします。
アレルギーは体質が原因の時が多いですが、最近は環境、食物、ストレスも影響するといわれています。
とりあえず花粉に近づかない事。(テレビなどでも紹介されていますが・・・)
Dr.史子のコメント:
問診の時、<花粉症はあるけれど、アレルギーはありせん>と言われる患者さんがいますが、花粉症はアレルギーです!!
痒みがひどい時は、市販の目薬では効きません。また、他科でもらった目薬で効かない時は眼科を受診してください。
(平成16年6月記載)
(平成17年10月改訂)
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