8)眼瞼下垂手術
ー 出血の少ない手術を目指して ー
症状・原因
上まぶたが垂れ下がり、目が開きにくくなり、視野が狭くなり物が見えにくくなります。
顎を上げて物を見たり、眉毛を挙げて目を開けようとして額に皺をよせ、眼精疲労・頭痛・吐き気の原因になることもあります。 多くの症例の原因は、
- 加齢により上まぶたを上に挙げる筋肉が弛緩したり、皮膚が弛んだり、
- コンタクトレンズの長期装用により上まぶたを挙げる筋肉の菲薄化などがあります。
治療法
皮膚が垂れ下がっているだけの時は、余分な皮膚を切除し縫合します。
また、まぶたの筋肉が弛んでいる時は、それに加えて、その筋肉をタッキング(縫い縮める)します。手術方法は、個人差がありますので、ご相談下さい。
当院では炭酸ガスレーザーを使用しています(左図)。
この器械は、出血がほとんどしないレーザーメスで、日帰りで手術ができます。
また、術野が見易く手術がやり易く、手術時間の短縮につながります。
Dr.史子のコメント:
出血がとても少ないので、抗血小板凝集剤の内服(血液さらさら)を中止する必要がありません。
お気軽にお相談下さい。
(平成24年9月記載)