VEGFとは血管内皮増殖因子のことで、抗VEGF薬を硝子体注射することにより、病状の進行を抑える治療です。 抗VEGF薬硝子体注射とは、薬剤を直接眼内に注入して、新生血管に作用してこれを退縮させ、また血管から浸出液の漏出(浮腫)を抑えます。
中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性症
網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫
病的近視による脈絡膜新生血管
糖尿病黄斑浮腫
血管新生緑内障
1回の注射で治癒するものではありません。
導入期では月1回薬剤を白眼の部分から眼の中心の硝子体という場所に向けて注射します。これを3 ヵ月間繰り返します。その後の維持期は、経過をみながら必要に応じて、注射します。
痛みはさほどありませんが、注射した部位にばい菌がつく感染に注意し、主治医の指示通り抗菌剤の点眼をしましょう。
(平成30年9月記載)
(令和2年7月6日記載)
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